リンパマッサージとは?効果や注意点について

リンパマッサージは、正しいやり方で行えば、メリットも多く、健康効果や美容効果も期待できます。しかし、いざ自分でやってみようと思っても方法や刺激する部分などが分からず、うまくいかないこともあるでしょう。
間違った方法で行うと効果を得られないため、リンパマッサージをしたいのであれば、正しい方法を覚えることが大切です。

今回は、リンパマッサージで得られる効果やリンパマッサージの仕組み、刺激をあたえるべき部位などを紹介します。
またリンパマッサージの注意点や、より安全にリンパマッサージを受ける方法についても解説するため、リンパマッサージに興味のある人は、ぜひ読み進めてください。

1.リンパマッサージとは?

リンパマッサージとは、リンパの流れをスムーズにするために、皮膚の上から手などで撫でさするマッサージのことを言います。
人の身体には血管とは別に、リンパ液の流れるリンパ管と呼ばれる器官が通っています。リンパ管は老廃物や余分な水分を取り込んで運ぶ役割を持ちますが、血管のようにポンプ機能を持っていません。
そのため、流れが停滞しやすく、マッサージで働きをサポートすることが大切です。

リンパには美容面や健康維持などでさまざまな働きがあり、リンパマッサージではその働きを促進する効果が期待できます。リンパマッサージの具体的な効果や仕組みを詳しくチェックしてみましょう。

1-1.リンパマッサージの効果

リンパマッサージは、リンパの流れを促すことで老廃物や余分な水分の排出を促進して、さまざまな美容効果、健康効果が得られるとして人気です。老廃物がスムーズに流れていくことで、基本的には以下のような効果が期待できます。

  • デトックス効果
  • むくみ改善効果
  • 冷え性改善効果
  • リラックス効果

また、上記の効果が出ることで以下のような変化を目的とすることも可能です。

  • 美肌効果がある
  • ダイエットが促進される
  • 疲労回復が促される
  • 免疫力がアップする
  • ストレスが解消されやすくなる

さらに女性は、冷え症が改善することで内臓機能が活発になり、生理痛が軽減される効果も期待できます。特にお腹のまわりのリンパマッサージが効果的です。

1-2.リンパマッサージの仕組み

リンパマッサージの役割は、全身を巡っているリンパの流れを促し、老廃物や余分な水分の排出を促進することです。
リンパは自らが流れるための機能を持っておらず、筋肉の収縮と弛緩の動きに頼っているため、停滞しやすくなっています。リンパ管は皮膚組織に多く分布しており、肌を手で撫でさすることによって動かすことが可能です。

リンパの流れる方向は、血流と同じように決まっているため、部位に応じて適した方向へと流すことが必要です。流れはとても緩やかで、管は糸のように細くなっています。そのためマッサージに強い力は必要なく、優しく撫でる程度で十分です。

運動不足や乱れた食生活をしていると、リンパの流れはすぐに停滞しやすくなります。そのまま放置すると、老廃物や余分な水分が溜まり、さまざまな体調不良を引き起こすでしょう。
また体調面だけでなく、むくみや肌のハリ・ツヤなど、美容に関わる面にも影響が出ます。

リンパマッサージは、体調・美容面で不調を出さないためにも、ボディケアの一環として定期的に行うことが必要です。

2.リンパマッサージで刺激をあたえるべき部分とは?

リンパマッサージは、リンパ液の流れを促すために行います。
リンパ液はリンパ節を経由し流れていくため、マッサージでもリンパ節を意識して刺激をあたえることが大切です。リンパの流れにそって、リンパ節へ向かってマッサージしていきます。

リンパマッサージで刺激をあたえるべき部分は以下の通りです。頭部、上半身、下半身ごとのポイントを紹介します。

●頭部
頭部のリンパを刺激することで、顔におけるむくみの解消、小顔効果、血色やハリ、ツヤの改善などが期待できます。頭部のリンパ節は、耳の下の耳下腺リンパ節、顎下リンパ節、後頭リンパ節、頸部リンパ節などです。

●上半身
上半身のリンパマッサージは、頭部から流してきたリンパをさらに排出させるためにも役立ちます。鎖骨リンパ節は、全身のリンパ液を集めて静脈へと流す重要なリンパ節です。マッサージで頭部から首へリンパを流したら、さらに鎖骨リンパ節へ流します。

脇下のくぼみにある腋窩リンパ節への刺激は免疫力向上に効果的です。さらに、肘リンパ節、胃腸などに関係する腹部リンパ節があります。

●下半身
下半身のリンパ節の最初は、鼠径リンパ節です。足の太ももの付け根(鼠径部)にあり、冷えやむくみなどの悩みを改善するためにマッサージが役立ちます。さらに膝裏にある膝下リンパ節のマッサージも冷えやむくみ改善に効果的です。

3.リンパマッサージの注意点

リンパマッサージは、セルフケアで行っても簡単そうに見えますが、知識のないまま行うと逆効果になってしまうことがあります。

リンパマッサージは、リンパの流れにそって撫でさすり、リンパ節に刺激をあたえるという簡単な方法です。しかし、リンパの流れる方向を知らなければ逆向きにマッサージを行い、リンパの流れを促進できないこともあります。

また、リンパ節のある部位に他の重要な器官やツボなどがある場合、むやみに刺激することは健康を害する可能性もあります。
たとえば、首の側面にある頸部リンパ節は要注意です。

首には「頸動脈洞」という神経のツボもあり、このツボを左右同時に刺激すると健康にリスクが生じると言われています。

資格や知識のない人が行うにはリスクもあるリンパマッサージですが、プロの施術を受ける際にも持病の関係で受けられないことがあります。
自分の体調を伝えてから、リスクのない状態で施術を受けることがおすすめです。

4.安全にリンパマッサージを受けるにはプロによる施術がおすすめ

知識や技術のない人がリンパマッサージを自己流で行うとリスクがあるため、安全にリラックス効果を得たいなら、プロの施術を受けることがおすすめです。プロの施術を受けることで、リスクを回避し、より高い効果を求めることができるでしょう。

ただし、プロの施術でも全ての人にリスクがないわけではありません。リンパマッサージでは、リンパや血液の流れが促進されるため、体調によっては健康上のトラブルを起こす可能性があります。
そのため、リンパマッサージには禁忌事項があり、以下の条件に当てはまる人は施術を受けられません。

禁忌事項
  • 心臓疾患がある
  • 感染症にかかっている
  • 低血圧である
  • 腎臓に問題・病気がある
  • 臓器移植している
  • 化学療法の治療中である
  • 皮膚の炎症がある
  • 体内に金属を入れている
  • 妊娠中である

また上記以外にも、マッサージ当日に飲酒をした人、発熱がある人、生理中の人などは注意が必要です。当てはまる人は事前に医師に相談し、マッサージのお店でも症状を伝えましょう。安心してリンパマッサージを受けるために大切なことです。

まとめ

今回は、リンパマッサージの効果や仕組み、注意点などを紹介しました。

自分でリンパマッサージを行う場合、やり方の間違い・持病の有無などで健康上のトラブルを起こす可能性もあるため、気を付けなければなりません。

健康上のトラブルを避けて、より効果的にリンパマッサージを受けたいなら、マッサージ店でプロの施術を受けることがおすすめです。
マッサージ店では禁忌事項をしっかりとチェックするため、当てはまる人はリンパマッサージを受けさせてもらえず、トラブルを未然に防ぐことができます。

またプロの施術を受けると、自分に合ったアドバイスももらえるため、ぜひ利用してみてください。